サラリーマンになると上司にや同僚に誘われたり、仕事上の付き合いでお酒を飲む機会も増えますよね。
そうなるとついつい飲みすぎてしまったりなんてことも・・・
それ以外でも失恋したり、楽しい気分になりたかったりといったときには、お酒を飲む方も多いと思います。お酒は人間の感情に寄り添う飲み物と言えるかもしれません。
しかし、このお酒が加齢臭にとってはあまり良くないことは知っていましたか?「百薬の長」とも言われるお酒も、飲みすぎれば身体に毒になってしまいます。
今回はお酒と加齢臭の関係について学んでいきましょう。
何故お酒は加齢臭を増加させるの?
お酒は「百薬の長」と言われるように、適量であれば身体に悪い影響はないとされています。
この適量というのは身長や体重によって個人差がありますが、大体1日あたり純アルコール量で20~25g程度。女性や高齢者の方はこれよりも少な目ですが。
- ビール 500ml
- 日本酒 1合(180ml)
- 焼酎 0.5合(90ml)
- ウイスキー ダブル1杯(60ml)
- ワイン 240ml
ちなみに上記の量がそれぞれのお酒の適量。
しかし、適量よりもはるかに多いアルコールを毎日飲み続けていると身体に悪影響が出てきてしまいます。具体的には、肝臓が悪くなり、体内の解毒作用が上手く働くなるのです。
では、何を解毒しているのか。
お酒にはアルコールが入っていますよね。このアルコールが体内に入った時にアセトアルデヒドという物質が出ます。
このアセトアルデヒドが体外に代謝されるまで大体まる1日かかるので、お酒を飲んでからアルコールが抜けるまで身体から体臭が出やすくなる仕組み。
アセトアルデヒドはノネナールと構造が似ているので、過度な飲酒が加齢臭につながるということは十分に考えられますね。
しかし、お酒と一緒に食べる揚げ物やおつまみにも原因があるので全てお酒のせいというわけでもありません。揚げ物とアルコールを毎日のように続いてくると、腸内環境が悪くなるいう状況になりますから結果として悪玉菌が増えて加齢臭が増加しやすくなるのです。
アルコール少なめのお酒を飲む時にも、おつまみは枝豆や冷奴などのヘルシーなものを食べるようにしましょう。
日本酒なら加齢臭を抑えられる?
アルコールが最も翌日まで残ってしまいやすいのが、市販されているビールや発泡酒です。これらは飲み過ぎると悪酔いする可能性があり、身体に最も悪影響のあるお酒です。
またビールや発泡酒と他のお酒でちゃんぽんすると酔いやすくなります。 ビールは加齢臭がひどい時期には控えましょう。
その代わりに、翌日まで残りにくい日本酒をお刺身や和えものなどと一緒に召し上がるのがオススメ。
ただし、無理に我慢してストレスを溜めるのは良くないので、適量のお酒をたまに飲むことでバランスを取ることも大事です。
ワインと一緒にチーズをおつまみにしても大丈夫?
身体の加齢臭を増加させないためにはワインがいいと言われています。
以前からワインには血液をサラサラにする効果があるとされて、健康番組では注目されていました。なぜかと言うと、ワインには多くのポリフェノールが含まれているから。これは身体が酸化してしまうのを防いでくれる大切な成分です。
またワインと一緒に発酵食品であるチーズを食べると、身体に乳酸菌も取り入れられるのでベスト。
甘酒でも加齢臭は抑えられる?
甘酒はコウジから作られているので、日本酒と同じ発酵食品です。疲れたときやおやつなどに甘くて飲みやすいのでお子さんからお年寄りまで人気ですよね。
甘酒は昔から飲む点滴とまで言われていて、多くの栄養成分が入っています。
- ブドウ糖
- ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6
- アミノ酸、パントテン酸、GABAなどなど
これだけ多くの栄養成分が入っていて、吸収率も90%以上とサプリメントやビタミン剤と比べても非常に高いんです。甘酒にはリラックス効果もあるのでストレス緩和にも役立ちます。
おすすめは甘酒に日本酒を少し加えて飲むこと。日本酒で身体もあたたまりますし、加齢臭だけでなく冷え性対策にもなります。我慢しているお酒も少し飲めますしね。
ノンアルコールで加齢臭対策
加齢臭対策のためにはその原因となるアルコールを取らないことが本当はベストなのですが、仕事から帰ってきて一息入れたい時にビールくらいは飲みたくなりますよね?
そんなときにオススメなのがノンアルコール飲料です。味はほとんどお酒と変わらないですし、何本飲んでも加齢臭の原因にはならないので安心して飲めます。
またアルコール分が非常に低いの入っていないお酒でも、そこまで加齢臭悪化には繋がりません。
おつまみに発酵食品や加齢臭を防ぐ柑橘類のフルーツを食べればヘルシーな晩酌気分が味わえるのでおすすめです。