加齢臭で1番ニオウ場所はどこか知っていますか?
よく聞くのは「耳の後ろ」や「頭のてっぺん」ですよね。実はそれ、よくしてしまう誤解です。
意外にも加齢臭に悩んでいる人ほど、本当はどこが1番ニオウのか知らないということが多いようです。誤解したままでは敵を知らないまま戦いを挑むようなもの。
1番どこがニオイやすいかを知って、正しい加齢臭対策をはじめましょう。
目次
加齢臭、本当に気をつけるのは胸と背中!
加齢臭が一番強くでるのは耳の後ろや頭ではありません。
「じゃあ一番気をつけないといけないのはどこ?」
加齢臭は「胸」や「背中」のような胴体に強くあらわれると言われています。そして特に「背中」はダントツでニオウのです。
(参考:耳の後ろから加齢臭は間違い!?ニオイの正体突き止めました!)
背中はニキビができるほど皮脂腺が集中している
ここで一度この記事を読む手を止めて自分の背中を手で触ってみてください。ブツブツした塊のようなものに当たりませんか?
実はそれ、背中にできた「ニキビ」なんです。
「ニキビって顔だけにできるものじゃないの?」と疑問に思うかもしれませんが、ニキビは決して顔に限ったものではありません。
皮脂をだす皮脂腺のある場所なら顔にかぎらずニキビが出やすくなります。
そして胴体の中でも「胸」や「背中」は皮脂腺が集中する場所なんですね。
特に背中はとても広い範囲で皮脂腺が広がっています。
加齢臭は皮脂を細菌が分解したときに発生するものなので、皮脂腺の多い背中は加齢臭がかなりきつく発生してしまいやすいのです。
さらにいつも着ている服が胸・背中の加齢臭をキツくする
皮脂腺が集中していることで皮脂がでやすい胸や背中。ところが、ただでさえ多く出る皮脂をさらにエスカレートさせる要因があります。
それは、いつも来ている服。服を着ていることで、
- 肌がこすれて傷つきやすくなる
- 傷ついた肌を守ろうと皮脂を余計にだす
と、常に肌を皮脂が広がりやすい環境におくことになるのです。
また布が肌の水分を奪うことで乾燥しやすくなるのも厄介なポイント。肌が乾燥してしまうことで、肌は「乾燥した肌を守らなければ!」ともっと皮脂をだす結果につながってしまいます。
皮脂がたくさんでるということは、それだけ加齢臭もたくさんでるということです。
間違った対策で加齢臭が悪化!正しいニオイ対策!
背中や胸が加齢臭を発生させやすい部位だということがわかりましたが、正しい対策をしなければ何の意味もありません。
何も変えなければ知識だけはある状態で、加齢臭は出続けるという状態のまま。
受験生が参考書だけ買って満足してしまうようなものです。
加齢臭が発生しているということは、きちんと胸と背中の加齢臭対策ができていないということ。
一刻も早く加齢臭を治すには間違った対策を見直して、正しい対策を身につけることが1番の近道になります。
間違った洗い方NG!正しい洗い方を身につけよう!
まず1番大事なのは体を洗うことですよね。
これによって加齢臭の原因となる雑菌や皮脂はもちろん、すでにできてしまったノネナールを落とすことができます。
「毎日背中は洗っているつもりだけど・・・」
しかしいくらちゃんと洗っているつもりでも、洗い方によっては効果が無かったり、場合によっては加齢臭が悪化するなんてこともあります。
お風呂に入って体を洗う前に「やってはいけないこと」を理解して、正しい洗い方を実践しましょう。
ゴシゴシではなく「優しく」洗おう!
汚れを落とそうとナイロンタオルなどでゴシゴシ力を入れて洗うと、肌を傷つけることになります。肌が傷つくと身体が「傷ついた肌を守らなきゃ!」と防衛反応から皮脂をたくさん出すことになってしまうんですね。
正しい洗い方としては、
- 泡立てた石けんを手に取る
- そのまま素手で優しく洗う
こうすることで、肌を刺激することなく、必要な汚れだけを浮かして落とすことが可能です。
ゴシゴシ洗ったほうが汚れを落とせる気がするので、ついつい力が入ってしまうのはわかりますが、なんでもやりすぎはNG。
大切な自分の肌ですから、できる限り優しくいたわってあげましょう。
体から先に洗うのはNG!頭⇒体の順番で洗おう!
頭を洗ったあとシャワーを浴びると、頭から流れたシャンプーやリンスが首から下の身体にくっついて、肌に残ったシャンプーのカスがそのまま毛穴につまることがあります。
毛穴がつまるとそれだけ肌が炎症しやすくなり、どんどん荒れていってニオイのキツい皮脂をだすことも…。また、シャンプーのカスは放っておくとクサくなることがあるので注意です。
洗う順番は、
- 頭
- 顔
- 耳
- 身体
と、手足を含めた身体が最後にくるように心掛けましょう。
最後の身体を洗う段階で、皮膚に残ったシャンプーや石けんのカスをしっかり落とすことが大切です。
石けんを洗い流すときも身体を軽くさすりながらシャワーを浴びると、シャンプーや石けんのカスが毛穴に残りにくくなるので試してみてください。
肌に刺激の強い石鹸・ボディソープはNG!優しい泡立ちのものを使おう!
市販の石鹸・ボディソープの中には肌を強く刺激するものが多くあります。肌の脂質をごっそり奪うような商品は絶対に避けなければいけません。
肌の脂質が奪われると、今度はもっと多くの皮脂でその不足した脂質を補うようになり、使えば使うほど加齢臭が強くなる残念な結果になります。
必ず肌を刺激することなく、やさしく洗える石鹸・ボディソープを選びましょう。
また、使用する商品は「加齢臭を落とせるもの」でなくてはなりません。
テキトーに市販のモノを使っても予防にはなるかもしれませんが、すでに発生している加齢臭にはそれほど効果がないんですね。
というのも加齢臭を発生させ続けているニオイ物質「ノネナール」は、肌にこびりつく特性があってなかなか市販の商品では落とすことができないから。
きちんとノネナールを落とせる成分が入っている商品を選ぶのが大切です。
とはいえ「商品が多すぎて探すのめんどくさいよ…」という方もいらっしゃいますよね。
以下の記事で当サイトがオススメしている加齢臭対策石鹸・ボディソープを紹介しているので参考にしてみてください。
⇒男は黙って消臭力!加齢臭対策石鹸・ボディーソープランキング
着る服は「清潔で肌に優しい」ものを心がけよう!
洗い方だけでなく、できるだけ着る服にも注意を払いましょう。
ナイロンやアクリルなどの合成繊維でつくられた服は、加齢臭対策としてはNG。
確かに丈夫だしついつい着回してしまいがちなのですが、胸や背中の肌を傷つけやすく、よけいな皮脂の分泌を招きます。
できるだけ肌を傷つけないためにも、
- 綿(コットン)
- カシミヤ
- シルク
などの天然繊維でつくられた服を着るようにしましょう。
ただカシミヤやシルクでつくられた服はちょっとお値段のほうが張ってしまいます。
経済的に毎日着るインナーにそこまでお金をかけられないなぁという方は、綿(コットン)でつくられたいインナーを購入するのがおすすめ。
ユニクロなどのファストファッションのお店でもかなり安く買うことができますよ。
本当の加齢臭対策は胸と背中からはじめよう!
年齢を重ねるほど加齢臭が気になってくる人は多いはず。
ただし「どこからニオイがでるのか」が分かっていれば、そこを狙ってニオイの対策ができます。
今回加齢臭が強くでるのは実は「胸」と「背中」だということ、特に背中はダントツでニオイがキツクなりがちだということを見ていきました。
背中は鼻から遠いので自分でも気づかないですよね。けど、これで重点的に洗う場所が分かりました。あとはどうやって洗うかです。
今まで耳の後ろが加齢臭の元だと思っていた方は、これから胸・背中を意識して洗うようにすることで本当の加齢臭対策をはじめることができます。