加齢臭よりもキツイ臭いと言われるワキガ。実際とんでもない臭いがします。まるで鉛筆の芯のような、何かが腐ったような鼻にツーンとくる臭い。
自分が満員電車に乗るとあからさまに向けられる厳しい視線と明らかな避け方。「そんな機敏な動きできたのかよ」とツッコミたくなるくらい皆さん離れていきます。
私も加齢臭のときは本当に辛い思いをしました。でも、周りの人だって辛い思いをしています。
何がなんでも対策をしなければなりません。
でも対策を始める前に重要なのは、これから戦う敵について詳しく知ることです。知らなければ弱点をつくこともできませんから。
そこで今回はワキガの原因と対策、2つまとめてお伝えしていこうと思います。
目次
ワキガの原因はアポクリン腺だった!
人間には主に3つの汗腺があるのをご存じですか?
- エクリン腺
- 皮脂腺
- アポクリン腺
この3つです。1つずつ説明していきます。
エクリン腺
エクリン腺は全身におよそ230万個あるとされており、それこそ身体の隅々まで存在します。
エクリン腺という名前だけ聞くと、なんだか馴染みのないもののような気がしますが、これが一番私たちにとって馴染みのある汗腺です。
というのも、暑かったり運動したりするときに出る汗はエクリン腺から出る汗。この汗は体温調節のために必要です。
エクリン腺から出た汗は水と塩分だけで構成されており、非常にサラッとしており渇きやすいのが特徴。臭いもかなり弱い。
では、どうして汗臭いなどと言われるのか?
それはエクリン腺からの汗が皮膚上の雑菌や汗腺から出た皮脂などと混ざり合うため。
エクリン腺から出た汗をすぐにしっかりと拭けば、強い臭いが出ることはありません。
皮脂腺
これはもう加齢臭ではお馴染みの汗腺ですね。私もこいつに何度悩まされたことか・・・。
皮脂腺は全身の皮膚に存在する腺組織。
“汗腺”の一種にも関わらず、なんと皮脂腺からは汗は分泌されません。その代わりに脂肪酸などの皮脂が出てきます。
加齢臭の人にとっては本当に憎い敵。ここから出る皮脂が活性酸素によって酸化することで、加齢臭の臭いの元となるノネナールが生成されるのですから。
たくさん語りたいのですが、今回はワキガについてなのでこの辺にしておきます。
アポクリン腺
いよいよアポクリン腺の登場です。
先に言っておくと、ワキガの原因はアポクリン腺。
アポクリン腺は身体の特定の部位に集中して存在しています。
- ワキ
- 耳の中(外道耳)
- 性器周辺
- 胸回り
一般的にアポクリン腺が多いのは上記の部分。ワキガやすそワキガという名前がついているくらいなので、なんとなく多そうな場所は予想がついていたのではないでしょうか。
アポクリン腺から出る汗は脂肪、アンモニア、鉄分、色素、蛍光物質などでできていて、汗に粘り気があるのが特徴。エクリン腺から出る汗のようにサラサラとした汗ではありません。
また、汗が無色透明というわけではなく、白濁色なのも特徴の1つ。汗に濁りがあるので、この汗が洋服に浸みこむと黄ばみが出てきてしまいます。今現在ワキガに悩まされている方は、よく洋服に黄ばみができて困っているのではないでしょうか。
ワキガの臭いの話に移ります。
実はアポクリン腺から出る汗は多少の臭いはあるとはいえ、それほど強烈なものではありません。
では、どうしてワキガはあれほど強烈な臭いになってしまうのか疑問ですよね。
その答えはアポクリン腺から出た汗と皮脂線から出た皮脂や皮膚上の雑菌と混ざりあうことで、強烈な臭いに変化してしまうから。
つまり、いかにしてアポクリン腺の汗がその他の皮脂や汗、雑菌と混ざりあわないようにするかがワキガ対策の重要なポイントとなってきます。
もう1つ大事な知識をお伝します。
アポクリン腺からの汗の分泌は抑えられないのかどうかという点について。
エクリン腺から出る汗はお伝えした通り、体温調節のために必要なもの。
汗が出る場面を想像してほしいのですが、だいたい気温が高い時や極度の緊張や焦りが生まれている時ですよね。このような状況では体温が上昇しているため、エクリン腺から汗を分泌して体温を調節しているのです。
逆に言えば、これ以外の場面ではほとんど汗は出ません。それは体温が安定している証拠と言えます。
肝心のアポクリン腺はどうなのかというと、アポクリン腺からはいつでもどこでも関係なく汗が分泌されます。もちろん気温が高かろうが低かろうが、緊張や焦りがあろうがなかろうが全く関係ありません。
だからワキガの人は非常に汗っかき。現状だと手術以外でアポクリン腺からの汗の分泌を抑えることはできません。
また多汗症の人は自分がワキガなのではないかと疑うかもしれませんが、汗が出る部位と出てきた状況を考えれば自分がワキガなのかどうか分かるはずです。
アポクリン腺が多い部位、汗が出た時の気温や精神状態などはしっかり覚えておいてくださいね。
どうしてワキガになるの?
では、一体どうしてワキガになってしまうのかということについてもお伝えしていきます。
最初にハッキリと言わせていただくと、ワキガは「体質」でなりやすいかどうかが決まってしまいます。
要は生まれ持ったアポクリン腺の数が多いかどうかということ。
また、ワキガは遺伝するとされています。自分の親がワキガ出会った場合、子どもに遺伝する確率は30~50%ほど。
もちろん100%というわけではありませんが、決して低い確率ではありません。
もし、今現在はワキガでなくとも親がワキガだという方は、今後ワキガになる可能性は十分あるので早めに対策を考えておく必要があります。
そして意外な事にワキガは女性の方がなりやすい。なんとなく男性の方が多そうなイメージを持っていましたか?確かに加齢臭は男性の方が圧倒的になりやすいんですけどね。
その理由は女性の方が男性と比べてアポクリン腺の数が多いから。やはりワキガになりやすいかどうかはアポクリン腺の数で決まってしまいます。
加えて、女性は皮下脂肪が男性よりもつきやすい。皮下脂肪はアポクリン腺や皮脂腺に刺激を与えてしまうために、余計に汗や皮脂の分泌を促すことに・・・。そうすると、もちろん余計ワキガはひどくなってしまいます。
ワキガが発生するのは何歳くらいなの?
だいたいワキガが何歳くらいで発生することが多いのかという知識を得ておけば、今ワキガでない人でも対策はとりやすくなります。
しかし、残念なことにワキガの発生時期を申し上げることはできません。どうしても個人差が出てきてしまいます。
小学生の頃からワキガの症状が出る方もいれば、30代になってから出たという方まで。加齢臭なら、だいたい30代から40代くらいで発生しやすいというように、ある程度は分かるんですけどね。
発生する年齢の幅が非常に大きくて、発生時期を特定できないのもワキガの厄介な部分です。
効果的なワキガの改善方法とは?
皆さんお待ちかねのワキガの改善方法についてお伝えしていきます。
アポクリン腺の説明のところでもお伝えしましたが、ワキガを抑えるためには「アポクリン腺から分泌した汗と皮脂やその他の雑菌が混ざりあわないようにすること」が重要。
手術してアポクリン腺自体を除去でもしない限り、アポクリン腺の汗の分泌を抑えるのは難しいからですね。
雑菌を落とすには毎日お風呂に入って、丁寧に汚れを落とす事である程度なんとかなります。
しかし、皮脂の分泌を抑えるのは単に身体を洗うだけでは足りません。すでに出てきた皮脂を落とす事は可能ですが、また出てきてしまいます。
やはり分泌そのものを抑える他ありません。
そしてもう1つ、消臭も同時に行う必要があります。というのも、皮脂の分泌は抑えられることは抑えられますが、完全には抑えることはできません。どうしてもワキガ臭が少しとはいえ発生してしまいます。
加えて、アポクリン腺の汗自体も多少臭いがあります。少しとは言え、なるべく消臭しておきたいのは間違いありません。
ゴチャゴチャ言いましたが、簡単にまとめると
- 皮脂の分泌を抑える
- わずかなワキガ臭とアポクリン腺の汗の消臭
この2つを同時に行えば、ワキガ臭はかなり抑えることができるということです。
肝心なのは、どうやってこの2つを同時に行うのかという点。
皮脂やアポクリン腺からの汗は常に分泌されます。当然会社にいる間でも。頻繁にお風呂に入って洗い落とすのは不可能です。
簡単に持ち運び出来て、いつでもどこでも出来る対策方法がベストということになります。
そこでオススメしたいのが「ラポマイン」という商品。
ラポマインは保湿によって皮脂の分泌を抑えることを狙いとした商品。クリームタイプなので、いつでもどこでも持ち歩いて使用することが可能です。
人間の肌は傷ついたり乾燥していると、皮脂の分泌量は増えてしまいます。もちろん皮脂が増えると、アポクリン腺から出た汗と混ざり合う量も増えるためとんでもない激臭が生まれやすい。
だから保湿効果で肌を守ることで、皮脂の分泌を抑えることが可能となるわけ。
これって加齢臭対策にも使えますよね。皮脂が増えると、その分だけ酸化して、加齢臭の原因となるノネナールの量が増えてしまいます。それを抑えるということは、加齢臭を抑えるのと同義。
ワキガと加齢臭が同時に発生している方は「保湿」を意識してください。
ラポマインの保湿効果を生みだしているのは7種類の植物天然エキス。
- シナノキ
- オウバク
- オトギリソウ
- ローマカミモラ
- カミツレ
- ヤグルマギク
- トウキンセンカ
これらがしっかりと肌を保湿してくれます。
そして、ラポマインは消臭成分もしっかりと配合。その中には加齢臭対策でも消臭力バツグンだった柿タンニンも含まれます。
柿タンニンは悪臭成分と結びついて、悪臭成分それ自体を別の臭いへと変化させることで、臭いの元から断絶するすごい成分です。
また、ラポマインではワキガと汗臭の原因菌を元から予防するイソプロピルメチルフェノールという有効成分を独自の技術でナノ化。これが脇の角質までしっかり浸透して、消臭してくれます。
ラポマインなら皮脂を抑えること、消臭を同時に行えることが分かっていただけたでしょうか。
ワキガ対策にはまさにこれ以上ないほどうってつけの商品となります。今まさにワキガでお困りの方は試してみてはいかがでしょうか。
ただし、どうしてもワキガ臭が収まらない方はいると思います。そういった方は手術を受けるのも1つの手です。
注意してほしいのは手術にはそれなりのリスクがあるということ。術後に確実に何の影響もなく終えられるとは断言できません。
- 本当に何をしてもワキガ臭が収まらない方
- ワキガのせいで精神的にも人と接することができなくなってしまった方
- 手術のリスクをしっかりと医師と相談し、リスクなどを理解出来る方
上記が手術を受けたほうが良い方です。逆に上記のどれにもあてはまらない方は安易に手術を選ばないほうが良いでしょう。
もっとワキガ手術について詳しく知りたい方はコチラを参考にしてみて下さい。
まとめ
長くなりましたが、ワキガの原因と対策方法をお伝えしてきました。参考になっていれば幸いです。
ワキガは確かに深刻な悩みの1つとなります。しかし、加齢臭と同じく病気ではありません。
ちゃんと原因と向き合って、改善策を探れば間違いなく改善が可能なのです。
一人で思い詰めるのではなく、信頼できる人に相談したり、できる限りの手は尽くしましょう。そうすれば突破口が見えてくるはずですよ。