ホルモンという言葉を聞いたことがありますか?
決してビールと良く合う焼肉のホルモンではありませんよ。美味しいですよね、ホルモン。
ここでいうホルモンは生物の状態を整える重要な役割を果たす物質のことです。
今回は精巣のライディッヒ細胞から分泌されるホルモンであるアンドロゲン、通称「男性ホルモン」と加齢臭の関係についてお伝えします。
男性ホルモンの働きってどんなもの?
男性ホルモンの働きは至ってシンプル。一言で言い表すなら「男らしくするためのホルモン」。まぁ、そのままといえばそのままです。
もう少し具体的に男性ホルモンの働きについて表しておきます。
- 男らしい身体作り
- 声変わり
- 筋肉の発達
- 精神的なアグレッシブネスを高める(闘争心、攻撃性)
- 性欲増進
逆に男性ホルモンが少ない方は上記に記したような働きが弱いので、女性らしさのようなものが見られます。よく「中性的」なんて言葉が用いられていますね。
「より男らしく」なりたい男性にとって男性ホルモンは必須とも言えますが、実は落とし穴も存在するのです。
加齢臭は男性ホルモンとどういう関係がある?
すぐ上で述べた男性ホルモンの落とし穴とは一体何なのか?それは「皮脂腺の活動を活発にする」こと。
加齢臭の原因であるノネナール。皮脂腺の活動が活発になると、ノネナールの材料となる脂肪酸が大量に発生することに。つまり、加齢臭が強くなってしまいます。
男性ホルモンは年齢と共に減っていくものですが、30~40代になっても男性ホルモンが大量に分泌されている方もいるので注意が必要です。
ちなみに、思春期になるとニキビができやすくなりますよね。これは男性ホルモンの分泌が増加し、顔の皮脂腺から多くの脂肪酸が出てくるようになるのが原因です。
皮脂腺が活発な人はどんな対策をすればいいの?
やはり肌を清潔に保つことが1番大切。
皮脂腺を不清潔なまま放っておくと、皮脂腺から分泌された脂肪酸やノネナールと肌の表面の雑菌が混ざりあい、より醜悪な臭いを放つようになってしまいます。
皮脂腺の活動が活発だなと思う方は、毎日しっかりとお風呂で肌をきれいに洗って下さい。その際に加齢臭対策グッズの石鹸を使うと、より効果的な加齢臭対策になります。
特に皮脂腺が多い部分である耳の裏や背中は丁寧に洗うようにしましょう。